賢い解体業者の選び方(選択基準と費用比較)
賢い解体業者の選び方(選択基準と費用比較)
住宅を解体する場合、中にはできるだけ安い経費で済ませたいと考える方もいます。
そんな中、現在ではインターネットを利用することで、複数の解体業者からの見積もりを一括で提示してもらえる便利なサイトもあります。
その他にも、対応地域の業者を選定して、複数の業者に現地見積もりまでしてもらい、比較するという方法もあります。
インターネット検索で業者を探すメリット
- 一括見積もりサイトを利用した場合、1回の情報入力によって、手軽に複数の業者から見積もりを取ることができる。
- 相見積もりの場合、業者間で競争が行われ、ダイレクトに1社に申込みを行う方法と比較した場合より、殆どのケースで安く済ませることができる。
業者の選び方 3つのポイント
1.まずは費用比較からスタート
一番は見積もりの費用比較を行うことから始まります。あまりに低料金を提示している解体業者の場合では、一見するとかなりお得に感じることがありますが、工事そのものの質は一定基準をキープしていることが最低限必要とされています。
特に住宅街に建っている一戸建て住宅などの場合では、隣接する住宅との距離が短いケースも多く見られ、実際に工事が施工された場合では、しっかりとした対策を行っていない場合、近隣トラブルに発展してしまう可能性もあります。
一括見積もりサイトでおおよその金額を把握することはできますが、信頼できる業者かどうかは地域の業者と実際に会って見積もりをしてもらうことが必要です。
複数の業者間の費用比較は必要ですので、まずは一括見積もりサイトで費用感を掴むか、地域の特定の業者に連絡をして、相見積もりを取りましょう。
2.見積もり内容(費用)と作業内容の比較をする
見積もりの段階でしっかりとしている内容を提示してくれる業者かどうか、最初の判断基準になります。
例えば、物置や外塀、樹木などの解体については別途費用が掛かる可能性があるために、後から費用が吊り上ることの無いように事前に打ち合わせを行うことが必要とされています。
インターネット上で比較サイトを利用した場合では、費用比較が非常に分かりやすいものとなりますが、その後はしっかりとした現地調査、家屋調査を行うことが必要なため、実際に最終的に提出された見積もり額を見て判断することが大事です。
解体工事を施工する期間に関しては、一般的な戸建て住宅の場合では7日から14日程度を要している場合が多い傾向にあります。そのため、養生シートなどを用いて防塵や防音対策をしっかりと行う業者を選ぶことも大切です。
複数の業者間の費用比較は必要ですが、費用の安さだけで判断せず、一定の費用が掛かったとしても、費用と照らし合わせて施工内容について十分に配慮することが肝心です。
3.施主への罰則を理解し、信頼できる業者をしっかりと見極める
実際に不法投棄をしたのは悪質な業者であったとしても、不法投棄などで施主が特定されれば、知らずに契約した場合であっても罰則は依頼者にまで及びます。不法投棄をするような業者は個人情報もそのままにして放置するという場合もありますで、業者が行方不明になることはあっても、施主の所在は突き止められることが多々あります。
以上のように、解体工事を行うにあたっては、依頼者である施主にも罰則がありますので、健全な会社で信頼できる業者を選定する必要があります。
実際に顔をあわせてしっかりと打ち合わせをし、妥当な費用で、近隣対策や保障が万全で、不法投棄などをおこなわない信頼できる業者(産業廃棄物収集運搬業許可の確認など)を選びましょう。