初めての解体工事の手順・流れとそれぞれのポイント
初めての解体工事の手順・流れとポイント
『家屋と土地を売りたいけれど、家屋の老朽化により更地にして土地だけにした方が売れる』という場合、
『自宅を新築するので建て替えるため、建物を壊したい』という場合、
どこに解体工事を依頼すればいいのでしょうか。
ここでは、初めて解体工事を依頼する場合の手順とそれぞれのポイントについて、ご紹介します。
1.解体費用の調査
解体費用は、家屋の種類×延床坪数×付帯工事で計算されます。
しかし、木造、鉄筋コンクリートなど使われている素材、窓の数、カーポートの有無などによっても費用は異なります。
場所によっては、交通整備員も必要になるケースもありますので、一人でモヤモヤと考えているよりもプロに相談した方が早く費用を調べることができます。
2.解体業者はどうやって選ぶのか
解体業者は、例えば家を建てた時の建築業者に問い合わせると紹介してくれる場合があります。
また、建築業者で解体業も請け負っているところもあります。家を建てた時にお世話になった業者や建て替える場合に依頼する建築会社であれば、どのような業者なのか分かっているので依頼しやすいですね。
それから、インターネットで一括見積もりサイトで業者を探すこともできますし、各業者に個別に問い合わせることもできます。
一括見積もりサイトを活用した場合だと、自分で1軒1軒電話をかけなくても短時間で費用の見積もりを比較・請求することが可能です。
最近では、断りの連絡を代わりに行いしつこい営業電話がかかってこないようにしてくれる一括見積もりサイトもあります。
3.業者に見積もりを依頼
解体先の家屋まで業者が直接訪問し、費用がどのくらいかかるのか調査し、見積もりを出してくれます。
現地調査を行うことで、正確な見積もりを出してもらうことができます。
また、現地調査だけでなく、家屋の図面等の資料を業者に見せて、概算を出してもらうという方法もあります。
4.契約前の注意点
解体工事にかかる費用の内訳を確認することと、追加費用がかかるのかどうかについて注意しましょう。そして、解体費用を安くするためにはどうしたらいいのかを業者に相談。見積もりに納得できない場合は、断りましょう。
費用だけにこだわらず、近所に配慮した作業を行っているか、作業員はきちんとヘルメットを被って安全管理を徹底して作業しているかなど信頼できる業者かどうか、口コミをチェックすることも重要です。
5.工事契約後の流れ
業者が、事前にご近所へ挨拶回りを行ってから足場を組み、解体作業を始めます。解体作業で出たゴミは、リサイクル法に則り、適切に処理されます。また、解体作業後は建物消滅登記を1ヶ月以内に行う必要があります。
まとめ
個人住宅の解体作業は、一般の人にとっては一生に1度あるかないかの作業です。
分からないことだらけで、不安になることもありますが、納得いくまで業者に質問をしたり、自分でもネットで調べるなどして勉強することも必要です。