解体工事の騒音・振動などの苦情・クレーム対策
解体工事の騒音・振動などの苦情・クレーム対策
建造物の解体工事となると、解体現場の周辺住民には不安や緊張が走るものです。また、どのような会社が解体作業をするのか、安全に問題なく作業が完了するのか、非常に気にしてしまいます。
解体作業が始まれば、周囲の住民は騒音や振動に神経質になったり、壊した建造物の飛び散りで自分の家屋が傷つけられていることはないかと気を配ることになります。何かあれば訴訟問題になったり、損害賠償を支払う事態にもなりかねません。
こちらでは、近隣住民からのクレーム事例と、主な対策についてご紹介します。
解体工事の騒音・振動などよくあるクレーム事例
『家の前の土地で、お知らせなしで、いきなりショベルカーが数台やってきて宅地造成工事を始めた業者がいました。洗濯物も干してあるのに、土まみれになっていたからです。洗濯してある物ですから、洗いなおすことになりますが、仕方ないでしょう。
それから、二か月の間、宅地造成工事は続き、窓を開けられない、洗濯物を干せない期間は続きましたが、最初に周知徹底してくれて居ればと今でも残念な会社だったなと思います。』
■問題となるポイント
- 事前に工事についての周知徹底が不足していた
- 防音・防塵対策が不十分な可能性がある
クレームが起きないための対策・解決方法
防音や防塵のシートを張ってからの解体作業を行っている業者であれば、周囲に対して、飛び散りの無いように配慮している会社であるということがアピールできます。
周囲に解体による建築物などの飛び散りがないかチェックし、万一、近隣の家財や車体傷つけて損害を与えた場合は、解体業者が事前に加入している保険会社に対応を任せることになります。
事故があった場合は誠意をもって対応し、謝罪とお詫びが大切になります。
■苦情が依頼者のもとへ寄せられた場合
近隣とのトラブルとなるクレームは、業者ではなく直接依頼主に寄せられることもあります。その場合は、事前対策を施している業者に相談し、対応してもらいましょう。
クレーム対策まとめ
- 工事前に解体業者が近隣住民へお知らせを周知徹底する
- 依頼主も出来る限り挨拶回りを行う
- 防音・防塵シートを使って近隣へ配慮している業者を選ぶ
- 近隣とトラブルになり、非がある場合は丁寧にお詫びする
- 実際に被害が出た場合は、解体業者が加入している保険で対応してもらう