空き家・住宅など建物解体工事費用の助成金・補助金の例・主な制度
空き家・住宅など建物解体工事費用の助成金・補助金の例・主な制度
建物解体には数百万程度まとまった資金が必要
住宅の解体工事を行う場合、住宅の規模によっても大きく変わることになりますが、一般的な一戸建て住宅の場合では、数十万円から数百万円に達することが多く、ある程度まとまった資金が必要となってきます。
解体工事費用の算出に関しては、住宅の建坪や階数、木造やRC物件、戸建てや集合住宅などの規模によっても異なります。
より多くの費用がかかる場合の例
ケース1.
一戸建て住宅で住宅前の道路幅が広い場合、大きな重機などを導入することができますが、狭い道路の場合では手作業で行うことが必要な場合があり、それだけ費用が掛かるケースが見られます。
ケース2.
住宅の周りには事前に足場を組んで養生シートを張ってから解体工事を行うことになりますが、隣接している隣の住宅とのスペースがあまりに狭い場合では、特殊な方法で解体工事を行う必要が出てくるため、広い敷地を持っている住宅と比較した場合、より費用がかかるケースもあります。
どのような状態の場合でっても、解体工事費用に関してはある程度のまとまった資金が必要となるために、工事を施工する前にはしっかりとした見積もりを業者から提示してもらい、支払い能力を十分に考慮することが必要とされています。
そんな中、解体工事費用について『助成金・補助金を出す』という嬉しい制度があります。
助成金・補助金の例・各自治体への確認
助成金については、各地方公共団体や自治体によって違いがあるために、事前に確認しておくことが必要になる部分ですが、実際に利用することのできる実例としては、住宅についての条件があります。
実際の解体工事に助成金が出される例
ケース1. 倒壊する危険性を持っている住宅
この場合では、助成金制度を利用できる可能性が高くなり、多くの自治体で制度を設けている内容になります。具体的には隣接する住宅や道路などに住宅が倒壊することによって被害が想定できる条件の住宅になり、基本的には耐震性が十分に確保されていない老朽化の進んでいる住宅が相当することになります。
ケース2. 空き家
他には6ヶ月以上や1年以上使用されていない住宅を対象としているケースもあり、商用としてではなく、基本的に個人所有の建物を対象としている内容もあります。
助成金・補助金の具体的な金額
実際に受けることのできる助成金の金額についても自治体によって違いがあり、例えば掛かった費用の半分や3分の2の金額、さらに一定の条件として、最大で80万円までや100万円までと規定している場合も見受けられます。
所有している住宅が助成金の対象となるかどうかは、素人では判断が難しい部分となるために、専門業者に依頼をして調査を行ってもらうのがお勧めです。
建物を解体する場合は、該当する助成金がないか、各自治体にもご確認ください。