解体業者に見積り依頼をする際に知っておきたい建物の単位(立米・平米・坪)とは?

戸建てや建物を所有している方は、解体工事を見積り依頼をした際に、見積書に立米・平米・坪といった様々な単位が出てきて、「分からない…」とお困りの方も多いのでは?

複数の解体業者に見積もりをする場合は、単位の計算方法を理解すれば、おおまかな解体費用の相場が分かります。

そこで今回は、解体工事にかかる費用を比較するために、知っておきたい単位について解説していきましょう。

解体工事における単位の用語

解体工事の費用は建物の立地条件や時期によっても変わりますが、だいたいの相場は大きさや坪面積によって、自分で計算することが可能です。

まずは単位を理解して、坪単価・坪数から相場を計算をし、複数業者の見積もり額と比較することをおすすめします。

解体工事は坪単価によって追加料金が発生するケースもあるので、しっかりおさえておきましょう。

立米とは?

立米(りゅうべい/m³)は立方メートル 1m×1m×1mの体積を指す単位です。「立方メートル」を漢字2文字に短縮した表記になります。

解体業者や建築業者では、廃棄物処理単位や不用品の量を体積を測る時に単位「立米」で計算することが多く、表記は「m³」、読み方は「りゅうべい」です。

平米とは?

平米(へいべい/m²)は平方メートル 1m×1mの面積のことです。表記は「m²」、読み方は「へいべい」です。平米(m²)を坪に換算するには0.3025倍する、または3.3で割ります。

100m²を坪に換算する計算式

100×0.3025=30.25坪

坪とは?

坪(つぼ)は約3.3m²、1間×1間=1坪となります。坪単価は建物1坪あたりの工事費用を算出する際に、よく使用されます。

解体費用の計算方法

建物の延べ床面積(坪)×坪単価

解体費用は建物の延べ床面積と坪単価を確認して計算します。

延べ床面積とは、建物全体の床面積のことです。建物の延べ床面積は固定資産税納税通知書に記載されています。法務局で建物の登記事項証明書を取得して確認することもできます。

建坪とは?

建坪(たてつぼ)とは建物が建っている地面の面積を指します。一般的に建坪は建築面積を指し、敷地の坪数のうち、建物が建っている面積です。

ただし、明確な定義がないため、解体業者によって認識が異なることが多く、建坪は1階部分の床面積と認識するケースもあります。(2階建ての床面積は1階部分と2階部分の床面積全部)

Tとは?

T(トン)は重量の単位です。1トンは1,000kg。解体工事の見積書では処分する廃材の重量に表示されます。例えば、廃材運搬(3t)の場合は3トンダンプを使って搬出・運搬するという意味です。

解体現場に大型ダンプが進入できない場合は人件費、中間処分場への運搬費の追加料金が発生することが多いです。

解体工事ではどのタイミングでどんな単位がよく使われる?

一般的に解体工事費用の単価は「建物の床面積×単価」で表せます。

解体費用の計算方法

建物の延べ床面積(坪)×坪単価

例えば、2階建ての建物は1階と2階それぞれの床面積を合計して、延べ床面積は40坪×2階となり、80坪です。

まとめ:単位について知っておくべき注意点

解体業者の見積書では、家屋の解体工事の坪単価において、解体により発生した廃棄物の処理費用は含まれてないことが多いので注意が必要です。

建物を解体する坪単価が安い場合でも、解体工事の総額が高くなる可能性もありますので、外構部分での撤去や飛散養生といった工事も含まれているか確認しておきましょう。

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